自律神経について Vol.1

自律神経についての文献はいくらでも世に出回っているでしょう。
否定はしません。

しかし、真に伝えているかは疑問です。
未だに自律神経の交感神経と副交感神経を遊具のシーソーのように説明しているものを見たりしますが、少し悲しくなります。

さらには、本当にみんなに自律神経を理解してもらおうとしているか・身近に感じてもらえるようにしているのか、そこに疑問を感じます。

 

 

僕も出来るかは分かりませんが、知ってもらう努力は続けていかなくてはならないと思っています。

このブログも現場で話す勉強会も、試行錯誤しながら加筆もするでしょうが出来る限りわかりやすく続けていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

早速ですが、今回は、

 

 

“体温”について

 

 

温度のことを知ってもらおうと思います。

体温には、

体表温度と内臓温度(深部温度)に大別されます。
体表温度は腋窩(脇の下)の温度で一般的に体温計で測るのはこの温度です。
内臓温度は直腸の温度で一般的には測ることは難しいのですが、目安として、

 

体表温度 + 0.8℃ = 内臓温度

 

とされています。

この内臓温度と免疫(力)は=の関係で、内臓体温が上昇すると免疫力が上がり、低下すると免疫力も下がってしまいます。

 

まずは、体温を上げること。

 

健康の話となると食事か運動の話が(あとは睡眠もかな)ほとんどかと思いますが、どちらにしてもそれによって体温を上げるという共通点があります。
体温が上がる食事、温かい食べ物、運動によって体温が上昇する、筋肉を付けること、全て体温上昇すなわち免疫力を上げることに繋がります。

ちなみに、そのサイクルを続けるために睡眠があると言っても過言ではありません。(睡眠についてはまた別の機会に書きたいと思います)

 

 

体温の維持・上昇が健康な身体を作っていきます。

もしも低体温が続いてどんどん体温が下がっていくと免疫低下が起こり、その後に『細胞の癌化』が起こります。癌になるってことです。
これは脅しではなくただの事実です。

冷え性だったり低体温だったりをあっけらかんと公言している方をよくお見かけしますが、とてもじゃないですがもっと危機感を持っていただきたい、ってのが正直な気持ちです。
子どもの低体温も身近に見られるようになりました。それについては本当に危機感を持たないとです。

 

体温を上げるには、自発熱(運動・食事)が1番です。

 

運動は、
子どもは毎日汗をかくくらい運動してもらって構いません。むしろできればそうして欲しいです。
大人はなかなか運動する機会を作るのが難しいでしょうが、毎日少しずつ(ラジオ体操等の簡単な体操・スクワット等)、もしくは週に2、3回(ランニング等の汗の出る運動・筋トレ等)ほど運動できると良いと思います。

食事は、
食べた方が良い食事の前に、まずは極力食べない方が良い食事を心がけることが大事です。
食事については本当に大事ですし話せばキリが無いのですが、初歩として、

 

自分で調理して食べること

 

これに尽きると思います。
作ってもらったものを食べる、それだけではなく、自分で調理することです。ここも大事です。
食事に性別は関係ありません。男性も調理をする。子どもはお手伝いをする。食卓の準備だって十分お手伝いになります。調理の一部です。

 

食事と運動
この2つだけでもまずはできることから始めていきましょう。

 


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